認知症の非薬物療法(学習療法、化粧療法)
学習療法は脳の前頭前野はコミュニケーションや記憶のコントロール、行動の抑制や意欲など、日常生活を送るにあたって大切な機能と関係しています。その前頭前野を学習によって活性化させることで、認知症の進行を予防、改善させようというのが学習療法の目的です。
計算や文章の音読など、その人にとって簡単な問題をスラスラ解いているときに、脳の前頭前野がもっとも活性化することが実証されています。
認知症の化粧療法とは、日頃お化粧をしないお年寄りに対してお化粧をする機会を設けることで、自己意識を高め、気分を明るくさせる療法です。
化粧療法は、鏡に向かって複数な動作を行うことによって、お年寄りの意識を高めます。また、コミュニケーションによる効果も絶大です。
対応方法を動画やイラストを使って、わかりやすく説明しているので、時間がある時にでも見て頂けたらと思います(^ ^)
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認知症の非薬物療法(回想法、音楽療法)
非薬物的療法とは、薬物を用いない治療的なアプローチのことで、リハビリテーションや心理療法などがあります。
認知症の方と家族の方を支援する関わりや環境を整えることも大切な治療要素です。
運動や作業・活動を介することで、認知症の方が持っている能力を引き出し、機能を最大限に活かした治療が行なえます。
昔好きだったこと、興味のあること、得意だったことは楽しく取り組めるので継続して行えます。
継続することによって持続性も向上し、昼間の覚醒時間も確保できます。
活動を遂行することで本人の自信や肯定的な感情が得られるので、不穏や問題行動も落ち着き、家族の方も穏やかな気持ちで過ごせます。
対応方法を動画やイラストを使って、わかりやすく説明しています。時間がある時にでも見て頂けたらと思います(^ ^)
11月5日 排泄ケアの具体的対応方法セミナー開催
11月5日「排泄ケアの具体的方法」の資料が完成しました。
誰が聞いてもわかりやすいように、順序立てて構成しています。
セミナー時、大きいモニターを見ながら、パワーポイントを使って講義します。
時折、動画を観たり、グループワークを行なって飽きないように工夫しています。
詳細はこちらのページになります。
https://zerokarahazimaru.com/1105seminar/
当日はアットホームな雰囲気で楽しく学べる時間にしたいと思います。
よろしくお願い致します(^^)
車の運転をやめてくれない時の対応方法
今回は車の運転をやめてくれない時の対応方法について投稿します。
2002年に改正道路交通法が施行されてから、認知症の人は車の運転が禁止されています。しかし本人に自覚がないことや、住んでいる地区によっては車がないと生活が成り立たないこともあるので、認知症と診断されても運転を続けている人がいるのが現状です。
認知症がなくても後期高齢者(75歳以上)になったら免許を返納しようという運動があります。しかし、認知症の人は自分の能力の判断ができないので、問題なく運転ができていると思い込んでいます。
多少の自覚がある場合も、運転ができないと行動範囲が著しく狭まる場合などは、便利さを優先して運転を続けようと考えがちです。
対応方法を動画やイラストを使って、わかりやすく説明しています。時間がある時にでも見て頂けたらと思います(^ ^)
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「排泄ケアの具体的対応方法」11月5日セミナー開催決定
このサイトを立ち上げた時からの目標である、「自主セミナー」を開催します。
これまで「いいね!」やコメントをくれたフォロワー様、本当にありがとうございます!応援してくれた皆様のおかげで、ここまで頑張れたと思っています。
中途半端な内容にしたくなかったので、しばらく投稿を控え、構想に時間をかけさせて頂きました。
【開催概要】
日時 2018年11月5日(月) 9 時30分~12時30分
参加人数 6名
参加費用 3500円
場所 神奈川県横浜市西区南幸2-20-12タイヨウビル510号室
アクセス 横浜駅 西口から徒歩5分
【排泄ケアでこんなお悩みありませんか?】
- 失禁への対応方法
- 弄便への対応方法
- 何度もトイレに行きたがる
- どこでも構わず排泄をする
- オムツを嫌がってすぐ外す
【このセミナーの対象の方】
- 認知症のことをもっと詳しく学びたい
- 排泄ケアの対応方法がわからない
- 交流の場がほしい
- 施設で研修を行う時の参考にしたい
【セミナー内容】
認知症の理解
認知症を考える2つの視点
⑴ 認知症のタイプの理解
⑵ 認知症の症状の理解
- 記憶障害
- 注意障害
- 見当識障害
- 近時記憶障害
- 聴覚生言語理解の障害
認知症は単に「脳の病気」と片付けられるものではない
- 最新の研究では認知症は単なる脳の病気ではない
- 「脳の病気」に限定してしまうと、ケアの幅を狭めてしまう
排泄ケアの具体的対応を体型的に考える
- 本人を取り巻く環境(物理的環境、人的環境)
- 身体の影響? 環境の影響? 習慣・性格の影響?
- 工程分析
- 見るポイント
- 実践例
事例検討
- 失禁への対応方法
- 弄便への対応方法
- 何度もトイレに行きたがる時の対応方法
- どこでもかまわず排泄をする
- オムツを嫌がってすぐ外す
今回のセミナーは認知症のことについて全くわからない方から経験者の方まで「認知症の方の排泄ケア」について、体系的にわかりやすく学べるように構成しています。6名と少人数のセミナーなので、グループワークなどでコミニュケーションをとりながら、アットホームな雰囲気で講義を進めていきたいと思っています。
セミナーの詳細やお支払い方法はホームページに記載しておりますので、こちらをご覧ください
zerokarahazimaru.com
「ゼロからわかる認知症」今後ともよろしくお願い致します(^ ^)
もの盗られ妄想の具体的対応方法
今回は「もの盗られ妄想の具体的対応方法」について投稿します。
もの忘れは認知症の代表的な症状です。
なかにはもの忘れによって大切なものをどこかに置き忘れたときに、条件反射のように「盗られた」と考えてしまう人がいます。
「自分がなくすはずがないのだから、誰かが盗ったのだろう」という単純な思考です。
この場合、外から泥棒が入ったと思い込むこともありますし、身近な人が犯人扱いされることもあります。
この時、犯人扱いされてしまった人は納得がいかないでしょう。特に日頃一生懸命介護をしている人は大きなショックを受け「私ではない!泥棒扱いするなんてひどい!!」と反論したくなってしまいます。
しかし、本人は「盗まれた自分こそが被害者だ」と思っているので、まともな反論は逆効果です。
むしろ、大切なものを盗まれたうえに、無礼な扱いを受けたことを理不尽に感じ、被害的な妄想に拍車がかかってしまいます。
多くの人は、「もの盗られ妄想」が見られた時、自分を守るためにまともな反論をしてしまい、口論となってしまいます。
この時、「泥棒」とインプットされてしまい、関係を修復することが難しくなります。
では、「もの盗られ妄想」が見られた時、どのように対応すれば良いのか、私が実際にあった事例で体型的に説明をしています。
暇なときにでも見に来ていただけたらと思います(^ ^)
介助されるのを嫌がる時の対応方法
今回は介助されるのを嫌がる時の対応方法について投稿します。
相手のために介助したのに拒否されると、行為を否定されたように辛いものです。どのように対応すれば良いでしょうか?
「認知症のご本人が一人でやると難しいことや危ないことを手伝ってあげる」という行動は行為からきています。それを拒否されると介護者は自分の存在を否定されたような、悲しい気分になるものです。納得がいかなかったり、気分を害してしまうことも多いでしょう。
本人が自分でやりたいという気持ちを持っている場合、そっと見守るというのも大切な介護の手段です。本当に危ない場合や、本人に助けを求められた時を中心に介助するようにしましょう。時間がかかっても一人でできたら、認めて感謝することも大切です。
今回も動画やイラストを使って、わかりやすく説明しています。時間がある時にでも見て頂けたらと思います(^ ^)