「もの忘れ」に対する良い対応と悪い対応
今回は「もの忘れ」に対する良い方法と悪い方法について投稿します。
お年寄りのもの忘れの特徴は、最近のことを覚えていられないということです。はるか昔のことは結構詳しく覚えているのに、たった今起こったばかりの出来事を覚えていられません。
記憶は「記名」「保持」「再生」というメカニズムで構成されています。年をとると、入り口にあたる記名力が突出して衰えるのです。
若くて記憶力の良い頃は、新しいことをどんどん「記銘」できます。しかし、年老いて記銘されなかった出来事は、「保持」も「再生」もできないのですから、最近のことほど忘れやすいのは自然なことなのです。
「もの忘れをする本人が周囲に助けを求められる環境がある」「介護者が気がついて上手く助けられる」ことがポイントです。年をとって「もの忘れ」が始まったら、周囲に助けを求められる環境を作ることが重要になります。
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徘徊」は認知症の人にとって目的と理由がある
今回は「徘徊」について投稿します。
見当識障害や記憶障害などの中核症状出現の影響や、ストレスや不安などが重なって、絶えず歩き回る「徘徊」が起こることがあります。徘徊という言葉を辞書で引くと「目的もなくうろつき回ること」と書いてあります。しかし、認知症の方が行う徘徊の多くは、はっきりとした「目的」があります。
確かに一部の徘徊には特に目的らしいものが見当たりませんが、それはそれで人間的な行為だといえます。
出て行く認知症の方は、ここが自分のいるべき場所ではないと感じているのです。それを教える非言語的な訴えが徘徊ですので、介護者はそのたびにケアを見直さなければなりません。
ユマニチュードを実践している釧路市のグループホームの職員さん達は、徘徊をしている利用者さんに対して、「行動を抑止することはストレスになる」と考えており、リスクがないように配慮しつつ、気持ちに寄り添いながら対応しています
魔法?奇跡?認知症の介護技術「ユマニチュード」とは?
今回は「ユマニチュード」について投稿します。
「ユマニチュード」という言葉を初めて聞く人も多いと思います。フランス生まれの新しい認知症ケアの手法で、今ではドイツやカナダでも導入され、世界中に広まっています。
「ユマニチュード」とはフランス語で「人間らしさへの回帰」を意味し、イヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏によって作り出された認知症ケアの技法です。
このユマニチュードの狙いは認知症高齢者のコミュニケーションの改善です。
この手法でケアすると、治療やケアに拒否的、暴力的だった認知症の方が穏やかにケアを受けるようになったという変化が多くみられています。ユマニチュードの技術があれば、本人の望まない強制的なケアをなくすことができるのです。
大きく2種類に分かれる認知症の症状
認知症は早期発見、早期診断、早期治療が大切
予防が大切!脳血管性認知症
今回は「脳血管性認知症」について投稿しました。
脳血管性認知症とは、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、くも膜下出血などにより、脳血管が詰まって酸素や栄養が届かなくなることで発症します。麻痺、運動障害、言葉がうまく話せない、意欲の低下などの症状が見られます。
頭痛、めまい、手足のしびれ、言葉がでないといった一過性の症状は初期の対応や予防によって進行を止めることができます。
アルツハイマー型と脳血管性認知症は類似しているので、症状の比較表を作りました。
今回も認知症の予防法を動画やイラストを記載してわかりやすく、楽しく学べるようにしました。
時間がある時にでも見に来て下さい(^^)